========================================= 41:PRに不要な差分を持たせないようにしよう ========================================= .. maigo:: 私の手間は少ないほうが良い * 先輩T:さっきレビュー依頼されたPRだけど、100行近くある差分のほとんどが行末のスペース削除みたいだね。 * 後輩W:はい、気になったのでついでに直しました。 * 先輩T:実際にレビューするべき箇所を探すのが大変なんだけど……。 * 後輩W:えっ(せっかく直したのに)、修正しないほうがいいですか? * 先輩T:そうですね、このPRの目的ではないので、こういう別の目的の修正は、別のPRにしてください。 * 後輩W:でもそれだとブランチ作ったりPR書いたり手間じゃないですか。 * 先輩T:その手間を実装者がやらなかった分、レビュー時間が延びてレビューアーの時間が使われていくんだよ。実装者なら簡単に分割できるけど、レビューアーは目的が混ざった状態から見始めるので、頭の中で分類しながらレビューするのはとても大変で時間がかかるんだよ。 ちょっとした問題に気づいて、それを修正するのは良いことのように思えます。 しかし、前述の例ではちょっとした修正がレビューの邪魔になってしまっています。 :index:`1つのPRに複数の目的` が含まれていると、レビューで確認するべきことを見落としてしまいます。 .. omission:: ベストプラクティス ================== 以下のポイントを守りましょう。 * PRの目的を1つに絞る。たとえば、ロジックの変更と単純なフォーマット変更は別のPRに分ける * ... .. omission:: 関連 ==== * :doc:`../実装の進め方/34-一度に実装する範囲を小さくしよう` * :doc:`40-PRの差分にレビューアー向け説明を書こう`