================================== 119:最小で実用できる部分から作ろう ================================== 何かを作るとき、得てしてリソースは限られた状況にあると思います。 その状況では「どうリソースを使って」「どう完成に近づくか」、そして「どう手応えを得るか」が重要です。 次のような失敗をしたことはありませんか? 具体的な失敗 ================== * すべてを作ろうとして、道半ばでやめてしまった * 技術的に面白い機能から作ってしまった 何かを作るときは、まず小さく使えるものから作りましょう。 リソースは限られています。リソースは無限にあると思うのであれば、むしろ良いものはできないでしょう。 ベストプラクティス ================== 最小限の実装で、実際に使えて役に立つ部分から作り始めましょう。 すべてを一度に作ろうとせず、最小十分のプログラムを作って、使いながら価値検証をしましょう。 何かを作るうえで、コストと締切りは無視できません。 仕事でプログラムする際にはもちろんコストと締切りは存在しますが、仮に自分1人で趣味のWebサービスを作る場合にも存在します。 * コスト * 自分自身の時間 * 労力、体力 * 作り続けるモチベーション * 締切り * 飽きてやめてしまう * 似たサービスがローンチされてしまう 締切りというと嫌な印象がありますが、モチベーションを保つうえでとても大切です。 途方もなく大きなものを闇雲に作るより、マイルストーンを立てて順に小さく作っていくほうがモチベーションを保てます。 無限にリソースがあると思う場合でも、モチベーションという資源は有限です。 どんな場合も、まずは小さく作ることが一番大切なプロセスです。 最小の完成形を見つける ---------------------- .. omission::