44:レビュー時間をあらかじめ見積もりに含めよう

プログラミング迷子: レビューの時間なんて見積もりに含めてなかったんだけど

  • 先輩T:ごめん、仕事が終わらなそうなんで今日のイベント欠席するよ。

  • 同僚A:そっか。だいぶ疲れているみたいだけど、そんなに大変なプロジェクトなの?

  • 先輩T:機能はそうでもないんだけど、レビューにかなり時間を取られてしまって、自分がコードを書く時間が足りないんだ。

  • 同僚A:へー。レビューにどのくらい時間を使ってるの?

  • 先輩T:1日3、4時間かな……。

  • 同僚A:えっ、1日の半分以上? それはレビューに時間かけすぎだよ。

  • 先輩T:しかも、実装とユニットテストは見積もり時間に入れてあったけど、レビュー時間は含めてなかったんだ。

  • 同僚A:たしかに、見積書に「レビュー時間」という項目はないからなあ……。

見積もりにコードレビューの時間を含めずにいると、レビューにかける時間の分だけスケジュールが遅れていきます。 過去に同じような見積もり方法で問題がなかったとしても、新しいメンバー、新しく利用するライブラリ、難しい機能の実装など、十分なレビュー時間を必要とする状況はいろいろあります。

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(中略)詳細は書籍 自走プログラマー をご参照ください

ベストプラクティス

工数見積もり時に、レビュー時間も工数として明示的に見積もりましょう。

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(中略)詳細は書籍 自走プログラマー をご参照ください

品質の担保という重要な目的を達成するために必要な時間は、見積書に工数として明示しておくべきです。 そのうえで、スケジュールや金額が問題になるのであれば、一部の品質を下げるか機能を減らすかを相談しましょう。