115:モックアップは完成させよう

画面モックアップを描いたは良いものの、やはり意味をなさないという場合は大いにあります。 結局わかっていることだけしか描かれていないし、画面設計を見ても無駄だと他の人に思われないように気をつけましょう。

なぜチームの開発に役立たない画面モックアップになってしまうのでしょうか?

具体的な失敗

  • 画面のモックアップを描き出してはいたが、実装の段階に入って考慮できていない点が多く見つかった

    • モデル設計にも手戻りが発生した

  • モックアップを描き出したが、実装前に設計上重要な点に気づけなかった

    • 画面の表示にデータの集計が必要で、単純に実装すると動作が遅くなった

実装の段階になってモデル設計への根本的な修正があると、とても時間がかかってしまいます。 あとからモデル設計を勇気をもって変更することは大切ですが、避けられる手戻りは最初から回避しましょう。

ベストプラクティス

モックアップは中途半端にせず完成させましょう。 絶対的な完成は難しいので、自分が把握していることをひととおり描き出せるまでは完成させましょう。 落書きやメモ程度の完成度にしてはいけません。アイデアを描き出してみるためには良いですが、その状態で「画面仕様」としてはいけません。

将来的に画面仕様が変わることは大いにありますが、 現時点で考えられる仕様は描き出しましょう 。 描き出すことで、仕様の曖昧さがないようにしておきましょう。

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(中略)詳細は書籍 自走プログラマー をご参照ください