118:モックアップから実装までをイメージしよう

モックアップは描き出すだけでなく、読むプロセスも大切です。 特に頭を使わずに「見た目にもよさそう」と判断していませんか? モックアップを見るときに、システム構成や実装するプログラムをイメージできていますか? たとえば、モックアップを「何となく良さそう」とレビューしてしまうのは要注意です。

ベストプラクティス

モックアップから具体的な実装をイメージしましょう。

実装をイメージできないときは、具体的に仕様を確認しましょう。 モックアップと仕様を確認して、できる限り実装をイメージすることで事前に実装が難しい(工数がかかる、複雑になる)箇所を把握しておくのがポイントです。

モックアップは表示する情報や使い心地を検討するだけでなく、仕様書としての意味合いがとても強いです。 このような観点を持つことで、画面モックアップは「単なる画面の下書き」でなく、未来に必要な仕様や設計の青写真と捉えられます。

  • どのようなデータ(テーブル、モデル)が必要か

  • 各画面を表示するために、どうデータを取得する必要があるか

  • キャッシュや集計する処理が必要か

ECサイトのトップページから、後々に必要になるモデル、ミドルウェアや集計処理を読み解きましょう。

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図 5.2 モックアップから実装をイメージする

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(中略)詳細は書籍 自走プログラマー をご参照ください