113:100%の要件定義を目指さない

作るものの要件を決めようとして、決めきれず仕様が曖昧になったことはありませんか? そのまま無理に書き出して、結果良いものにならないことはよくあるかと思います。

具体的な失敗

仕様を決めるとき、はじめから良い答えを求めすぎると失敗しやすいでしょう。

  • 決まっていないことを書き出す勇気が出ずに、何も書けなかった

  • 100%の要件定義を目指したが、実際に作ったあとは不要な機能だった

ベストプラクティス

要件の確度を意識、明記しながら書きましょう。

要件定義はどのようなものを作るのか、何を作るのかを明確にするために書き出されます。 最終的には(ソフトウェアなので)プログラムのソースコードがわかりやすい成果物になります。

ですがいきなり最終的な成果物を作ろうとすると迷子になってしまいます。 たとえば大阪から(行ったことのない)東京に行くために、何も計画せず、考えずに車を発進させるようなものです (人間味のあるドラマは生まれるかもしれませんが)。

その最終的な成果物、価値の実現のために、より抽象的で高い視点から計画、決定していくことが大切です。

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(中略)詳細は書籍 自走プログラマー をご参照ください